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H.A.K.U

【H.A.K.U】GUNJO TARP(HK-M500)

【H.A.K.U】GUNJO TARP(HK-M500)

通常価格 ¥55,000 JPY
通常価格 ¥55,000 JPY セール価格 ¥55,000 JPY
セール 売り切れ
税込

GUNJOは小売店に卸を行わない、メーカー主導で販売管理された、完全受注生産のコレクションである。

日本古来より日本人にとって特別な色だった「藍色」

それは昔、日本の戦国時代、侍の甲冑を結ぶ紐や下着に「勝ち色」と呼ばれる縁起の良い色として取り入れられ、藍で染めた生地は丈夫で燃えにくい事から町を火災から守る火消(ひけし)の半纏などにも使われ、丈夫で虫や蛇を寄せ付けにくいことから「​野良着」(のらぎ)と呼ばれる農作業時の作業服としても採用されていました。

その特別な染め色「藍色」は国は違えば「インディゴブルー」「インジゴ」と呼ばれ丈夫である事、そして防虫、難燃などの特殊効果も相まって、炭鉱夫などの労働者の作業着として採用され、現在における「ジーンズ」の基盤となった事は有名な話です。

サッカー日本代表のユニフォーム「サムライブルー」や剣道着、柔道着などにも採用されているブルーの由来はそう言った縁起の良いルーツがあります。

そんな特別な色「インディゴブルー」に魅せられて、ジーンズの世界に飛び込み数十年藍そしてインディゴブルーの文化の枝葉の1本に居る立場として、そしてアウトドアーにも魅せられた愛好者の一人として、

「インディゴブルーのアウトドアギアに囲まれてキャンプがしたい。」

と数年前から温めてきたアイディアを世に出す機会を与えてもらいました。

正直なところ「欲しい人が居るのか?」は分からないし、すべて日本製で品質に妥協せず作る結果、プライスも想像以上になってしまった。ただ生地制作、縫製、デザイン、プリント、機能性加工など、我々の持てるの技術を集結し、「世にない物」を作り出す道のりは楽しく、険しさを忘れる物だった。

そうして出来上がったタープを早朝の朝靄の中 サンプルをフィールドに張った時​、​むせ返る緑に調和しつつ、見たことのない存在の新鮮さに少し恐れを感じるような不思議な感覚。

ただ「これは最高にかっこいい」と身震いした。

自信を持って語れるその感覚。これから、その共感者を探す旅が始まります。

1. デザインノート

形状はシンプルな約3mのレクタ(スクウェア)タープ。レクタの3m×3mはソロから4人ぐらいまで対応でき、守備範囲が広い。そして、どちらかと言うとソロ~デュオ寄りの用途が強いのが良い。

一人の時はシンプルに「ステルス張り」でテントの代わりにシェルターとして使ったり、「ダイヤモンド張り」で焚火を楽しみながらチビチビやるのも良い。たまに家族で行くときは「家張り」で屋根の下でくつろげる。

2. 仕様

・接続部分について

テープループ(外周)6か所 テープループ(中心接ぎ)3か所 グロメット(外周)10箇所

メインの接合部分の「四方」と「前後、中央」はPPテープで作ったループ(内径40㎜)、それ以外の補助接続部は直接ペグダウン出来たり、ロープを通してペグダウンできるように内径1㎝のグロメット(アイレット)を使用しています。

テープには野外のハードな使用環境でも劣化しない様に1.2㎜厚の厚手の物を選択し、テープに使用している材質「ポリプロピレン」は最高の耐熱性を誇り、比重が最も小さくて水に浮かぶという特徴。さらに耐薬品(アルカリを含む)性に優れ、吸湿性が無いといった特長。とにかく「強い」物を選んだ。

・接合部補強について

テープやアイレットの接合部は使用頻度が多く、ハードな使用環境にも耐えうる補強をするために、「ターポリン」と言われる特殊な布で補強しています。ターポリンとはポリエステルの基布の両面にゴム引きのコーティングを施し強度を高めた布のことで、大変強度が高い布です。

3.  素材 [ TITANIUM BLUE CLOTH ]

​「綿ナイロン インディゴテントクロス」

縦糸がインディゴ染めの綿、横糸がナイロンのフィラメント糸を使用した平織のテントクロス。すべてコットンではタープとしての強度が不足、そして重量もコットンだけではそれなりに重くなる。逆にすべてポリエステルやナイロンにするとインディゴ染めが出来ないし、どこにでもある。そして難燃性も弱く、焚火の近くで使えない。

そのそれぞれのメリットデメリットを相殺するために、「縦糸を綿、横糸をナイロン」を選んだ。

「青は藍より出でてチタンより青し」

4.  撥水性

GUNJOシリーズは製品加工で最終工程に「撥水加工」を加工を入れている。​通常「撥水加工」は生地の状態で仕上げ剤として加工されることが多いが、生地で加工したものはストーンウォッシュなどを入れてしまうと撥水剤が落ちてしまう。

背景に「製品洗い加工工場」と言うジーンズ業界ならではの背景があるからこそ製品になってから最終工程で撥水加工を入れられる。だから「使い込まれたような表情を出すビンテージ加工 + 撥水加工」と言う相反する性質が同時に加工ができる。それが我々ならではの合わせ技だ。

GUNJOタープは作る責任をもって撥水剤にはPFOAやPFOSの含まれない、環境負荷の少ない薬剤を使用している。そうすることで「耐久性」や「撥水性」は通常の剤よりは劣るが、撥水性が弱くなったらアイロンをしたり、市販の環境負荷の少ない撥水剤を噴霧したり「手入れ」をしながら付き合ってほしい。

もちろん[ H.A.K.U メンテナンスサービス ] 相談してもらえれば、​再加工や修理などの相談に乗るのでぜひ使ってほしい。

 5.   難燃性

そんな「藍色」の美しさ、粋な佇まいと難燃性の両立、それを目指しGUNJO TARPには自社工場で「難燃加工」を加工している。

 

FABRIC:TITANIUM BLUE CLOTH
SIZE:282~285×300 
FUNCTION:撥水加工、難燃加工
PRICE:¥55,000(INTAX)
​WEIGHT:約1800g(袋収納時)本体約1700g

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